無条件で、ということの重さ。
人のこと、信用はしないけど信頼はする、って話をしたら、どっちが重いの?と聞かれた。
【信用】
1、人の言動や物事を間違いないとして受け入れること。
2、間違いないとして受け入れられる、人や物事のもう価値や評価。
【信頼】
1、ある人や物を高く評価して、すべて任せられるという気持ちを抱くこと。
2、信じて頼りにすること。頼りになると信じること。またその気持ち。
信用は過去に起因して、信頼は未来に起因する。
そして、信頼は無条件に人を信じる。
嘘を吐かれるのが嫌いだと言う人がいる。
嘘はいけないことだと言う人もいる。
私は嘘をついていない人なんていないと思っている。
嘘は、美しいし、可愛いし、エロティックで愛しいと思う。
映画も音楽も小説も、綺麗な嘘。
プラネタリウムも水族館も、幻想に過ぎない。
努力信者も平和主義者も運命論者も信じたくなる嘘を信じているらしい。
私はそういう嘘を、嘘である丸ごと信じたい。
君の吐いている嘘ごと信じたい。
そうまでして守りたかったその本当を私はただただ愛おしいと思う。
そして、それと同じ密度で、誰にも何にも期待しないでいる。
そもそも、私が私であることに対して、誰からの承認も、必要ないんだから。