脳がない!

カリソメの体でしか生み出せないものたち

暴力。

寂しさという暴力。

孤独ですって、言えること。

愛されたいって願うこと。

君が今日もどこかで生きているという暴力。

誰かを好きって言うことで、誰かが傷つくかもしれないって可能性。

私がそれでも今日を生きているその小さな刃。

誰も無慈悲に殺しちゃくれないし、誰も無償で生きている幸せを与えちゃくれない。

生き埋め、少女漫画なんて読むんじゃなかった。

愛はいつだって、ゆめかわいいピンク色なんかじゃなく、永遠に暴力を与え続けられて妬み僻みを吐き散らす溝色だ。

イマジナリーフレンドと対話してるヤバイ奴。

自分で自分の心を殺すことの方が余程に残酷だった。

君の瞳、私の色。

これだけの人がいるってのに、特定の誰かを定めてしまった悲しき僕等。

みんな他人同士ならよかった。

すれ違う音楽やファッション程度の好きが心地よかった。

愛しきことによる暴力。

即ちそれだけの膨大な熱量に溺れひれ伏せるってこと。