脳がない!

カリソメの体でしか生み出せないものたち

記憶に残る為にはどうしたらいいか、という果てしないテーマ。

同情を愛だと勘違いしてる彼女の手助けはしたくないって気持ちだけが私を死なせない、夜。
不幸せそうな言葉の羅列で身を纏って、自慢話で顔を上げるのが好きで可愛かったのね。
だから私が死んだら貴女が幸せになれるって、知ってる。
そういう人だったよ、昔から引き立て役だった、だから私は傷ついても良かった客観的な目線。
それをちゃんと理解してて孤独なんて感じてしまったから私は悪い子です。

 

無駄に言葉が溢れてるのに、やわらかい急所をぐずぐずにしてるものの名前を私は知らないね。
だけどもそんな切り取られた形に嵌めないでって、言ってる自分も存在したりしてる。
二律背反、答えを誰かに求めるのは野暮だ。
殺したいくらい好きな人もいない癖に、さみしいって辛いって泣くのは傲慢なのかな。
いつまでも子供だから大事なものは手の隙間から零れ落ちて守りきれない。
だったら悲しいと泣く以外の生き物に生まれ変わりたい。
愛だの夢だののない世界でそれを容易く言葉にしないでそこに自分だけの名前をつけられる私を生きたい。

 

自我に溢れて本心が見えない。
自分がかわいいから人を蹴落とすんだね、かわいいよ、だから嫌い。
みんな都合がいい、こんなことばっか言ってたらあんた嫌われるよって言われたって、こうやって無意味な事象を繰り返すんだから私だって都合がいい。
息苦しさで殺されるくらいなら、何ひとつ持たないで死んだ方がましなのかもしれない。

 

大好きな人が私を好きなまま私でない誰かと幸せになって、一緒にちょっとだけ不幸せなまま汚れてくれますように。