2021-04-18 With me 何を誇らしげに思うか君よ。 何も持っていないから、捨てる物など何も無かった筈だった。 怖くない、腹の足しにもならないものはすべて置いてきた。 愛しき地平線のその先に。 特別ではなく、ありふれた毎日の、明日が来るってそれだけの。 それが当たり前ではなくて、だけれどうっかり隣の君が眩しいと思ってしまった、それすら愛しいと思ってしまった。 日の出のその向こう側で待っているのなら。 そこまで駆けつけよう。 星降る夜を迎えられるように。