脳がない!

カリソメの体でしか生み出せないものたち

小さな箱庭、夜の燈火。

鏡月のボトルデザインが変わって、僕は体に優しい天然水、みたいな顔をしていても度数は変わらないから、かわいそう、って言いながら肝臓を痛めつける、暴力反対です。

吐き出しているのが、胃液なのかアルコールなのか愛なのか、分からなくなってからが君の夜更しの始まりです。

嘘の排出口、見栄で気取って矛盾を啄む。

楽しそうでしょ、踊って小さな箱の中。

好きよって、言ってもいいし言わなくても良かったから君のスマホが真っ黒に割れている。

ツマミになればと身を削ったところで明日にはみんな忘れているよ。

結局自分が可愛い人類、栄光あれ。

泣いて許される感情なんてものに正しさも信憑性もいりません、欲しいのは優しさ。

どうせ一辺倒にしか話なんてできないから、その物語には偽りのヒロインひとつ用意しておけば十分。

ゼロキョリノックで凭れかかる熱視線、丁度いい暗さの証明、いつもの二割増で良く見えるみたい。

強くなり過ぎちゃったから終電がなくなりましたでお持ち帰りもできません。

混沌の産物がいけない?

いいえ、寧ろ強くなったのは見据える眼差しの方。

レインボーカラーのど真ん中で喪服みたいな服着ているから雑踏に紛れるフリして歪んだ感受性を研ぎ澄ます。

深みに落ちそうな縋る手が自分へ向けられていたとしたら、ってたとえ話。

君は私の言葉を信じないままに諦めて手を離しそうだから、君から助けるって、赤い顔して囁く。

ちょっとだけクズっぽい人、1ミリだけ陰の気を纏っている大人、総じてモテるらしいから寂しそうなフリをする。

悲しい大人。

寂しさの街。

通ったようで、何も知らないから心地よかった友達ごっこ

僕らの明日は死んでいた。

溺れて死んだら墓場は泡銭。