ド底辺ボーイ
頼んでもないのに期待して、勝手にショックを受けたなどとほざいて、挙げ句の果てには押し付けがましく被害を説いていた。
虚像なんて愛には及ばない。
動画広告のほんの数秒すら待てない、垂れ流しの個人情報。
遡っても全部同じ角度のロボットみたい。
どうしようもなく人間らしくても実に結構ではないか。
微々たるズレを大袈裟に介抱するなら七面鳥でも丸焼きにして。
汚れたナプキンはその写真には映らせない慣れない手付き。
彩ったシャンデリアに夜の有象無象を見る様にでもなったか。
私は君の下腹部なんて知らないし、肥えた味覚や脂肪にも興味がない。
理想なんて夢見てないで、拳一つで目を醒ませ。
ここにはいない、素っぴんで綺麗でなんていられるものか。
ヒールの高さは決して君の価値ではないさ。
ファッションに踊らされてるトゥシューズ。
雑菌だらけの床と仲良くしてても誰も助けないもの。