脳がない!

カリソメの体でしか生み出せないものたち

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

愁傷

平成最後の日に何をしますかって質問は、大晦日や元旦に似ていて、別に世界が明日終わる訳でも、何かが劇的に変わる訳でもないのに何故だが流行る。 どうしたって多分、一人でその日を迎えるんだろうし、だったらどうせなら、雨降りであるか、星がきれいな夜…

酔狂

皆、何かに縋ってる。 昨夜の瞬き。 破れた夢。 誰かからの愛。 今を生き抜く為に。 必死に、縋りついている。 しがみついてる。 見境なく、周りなんて見えない、螺旋を描いて踊るように、舞うように。 すべて、押し殺して、飲み干す、それしかできない。 汚…

隣の○○

何かに絶望してない人なんかに、創作なんてできる訳がないだろ、と、隣の悪魔くん。 愛に絶望している癖に、どうして恋人なんか欲しがるの、と、その隣の天使くん。 自分を見つめなくて済むからだろ、と言って希望を喰らって生きていた悪魔くん。 ところで何…

絶望に愛に生きて

安酒で喉を潤す。 色褪せた夢だけが目の前を過る。 桜にファックしたから君は天国に行けないよって悠々と歩く黒猫。 脆弱さ故の甘さ、いい加減、ウイスキーのボトルで殴られるぞ。 君といられるなら、そこが安らぎの地だろうと死地だろうと良かった。 励まし…

気張って抓って僕の無情

安っぽいミルクティーの味で満足できる安っぽい味覚。 甘さが焼けた舌の所為で半減。 渇き切った喉に中途半端な潤いで咽る。 ちくしょう、ここのところの涙目に自殺行為。 ワイヤレスイヤホンを遂に手にしたので、君の好きな音楽はコードレスのBluetoothで手…

但書

真夜中も元気な自販機とコンビニの灯りだけ集めて、ひとつの星でも作れるんじゃないかって、ボヤッと思ってはチリ紙と共に捨てた。 宇宙規模で見たら君の悩みなんてゴミみたいなもんだよ、って、ゴミみたいな人間に言われた時の気持ち。 刺青を入れてみたい…