脳がない!

カリソメの体でしか生み出せないものたち

死人に口なし

チケット2枚分でお一人様。

なんたって、広々使えるし、荷物だって、置けちゃうし、別に、寂しくなんて、ないし。

青空天井のガチャみたいな、そんな、運試し。

おはよう、今日の運勢は空模様、黄色のハンカチで良いことあるかも。

だから、そう、会えたらラッキー、くらいの心持ちで。

傷付きたくない傷付けたくない何でもないよだって変わらないいつもが今日も巡るだけ。

これといって、底の見えてる恋愛とか、区切られてる感情とか、見え透いた取引とか、わかり易い対価とか、面白いとは思えない癖に。

だからきっと、愛想を買おうとも思わないだろうし、豪華な手札なんて持ち得ないだろうし、よそ行きの格好でプレゼントされたって、それでフェアでしょなんて気にさせない。

0か100かしかなかった、だからその中間が存在していない。

すべてを抱えて渦中にいるか、燃え尽きる迄黙って眺めているか、選べもしないから生意気言ってる。

君の中では合ってない辻褄も、私の中では合っているからそれでいい。

この延長線上の何を手懐けようとしているのか知らないけれど、言葉は既に手放したから、物語らぬ喉、バイバイ笑って彼ノ死装束。